冗談抜きに世紀の傑作。LEGO(R)ムービー

2日前、『スパイダーマン: スパイダーバース』の予告編を確認。これがちょっと冗談じゃないくらいに面白そうでびっくりしまして。 またプロデューサーを引き受けているフィル・ロード&クリス・ミラーのテイスト的なのが見受けられた(チームみんなで壁に沿っ…

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』 2018年、満を持して生まれ変わる世界

こんばんは。アベニティです。もうバリバリ秋になってしまいましたね。 今年、平成最後の夏の思い出と言えば正に学芸員実習まっさかりであって全然遊べた記憶がないのだけれど、合間を縫って映画館へ足を運んだのは良い思い出のうちにカウントされている。そ…

九井諒子を語らば〜⑵ 諦観のないストーリー

「九井諒子を語らば」、前回は九井諒子作品との出会いについて述べて終わってしまったので、今回はもう少し内容に突っ込んで書きます。前に⑴を書いたのが10本ブログを公開してからだったので、今回も⑴から10本の区切りで。 と、いうわけで誰にも頼まれてない…

鬱、パニックと初体験 永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

本書は作者自身の壮絶な拒食・過食体験と、「コミュニケーションへの挑戦」としてレズ風俗へ駆け込んだというエッセイ漫画である。 一時期よくネットで話題になっていたので読んでみたが、結構ストレートに自身の過去、失敗、性の本質が綴られていて良い意味…

久野遥子〜 側にある、健全な規格外

漫画家でありアニメーターである久野遥子の『甘木唯子のツノと愛』 を最初に手に取ったのはいつだったろうか。とりあえず、短編それぞれの読了感のヘビーさに壮絶なビックリを覚えながらページを捲っていた記憶があって、読み終わったら「今期ベストの漫画で…

星野源 ドラえも〜〜〜ん!

星野源 - ドラえもん【MV & Trailer】/ Gen Hoshino - Doraemon 最近、星野源『アイデア』がカラオケBOXで流れていたのをふと思い出し、なぜかこの曲が聴きたくなってウォークマンを取り出した。

ルパンレンジャーvs.パトレンジャー 衝突する正義と目的!

今年の戦隊ヒーローもの、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』はチャレンジングかつ抜群の安定感を誇る内容で驚かされた。あまりにクオリティーが高い作劇に、メインライターの過去作を追いたくなるほど。でも私自身、戦隊ものはそんなに…

個人的至高のアニソン!!アニメシーンを引き立てる名曲5選

こんばんは。アベニティです。 いきなりですが、アニソンって良いですよね。作品の顔や象徴であって、アーティストとの相乗如何によってはすごい化学反応が起こってたりもする。 作品は好きじゃないけど曲は好き!というケースもたまに耳にするけど、個人的…

NETFLIX 動物世界〜この頃噂の中国版カイジ!

出典: https://www.google.co.jp/amp/cinefil.tokyo/_amp/_ct/17186459 前々から話題になっていた“中国版カイジ”『動物世界』がNetflixに登場!ということで観てみました。中国の映画市場では上半期の興行収入は米国での成績を超え、観客数は9億人に達した……

僕のヒーローアカデミア vol.20〜集大成的な高揚感。

夏休み期間というだけあって8月〜9月にはさまざまな漫画が刊行されましたが、個人的にばっちし心に残る一冊といえば『僕のヒーローアカデミア vol.20』。ヒロアカ、本当に大好きなのでジャンプを手に取っても飛ばし読みして単行本を待っているレベルなんです…

アレンとドラン〜本人にとって大事件、誰かにとってのエンタメ

こんにちは。アベニティです。 先月、待ちに待った漫画の最新刊が出ました。麻生みことの『アレンとドラン』2巻。待ってた…。女性版『モテキ』というべき軽快なサブカル青春譚、本当に楽しみにしていて! 1巻発売より約1年半弱。我ながらちょっと辛抱したな…

安室透!!ファンが無敵にした男

今週のサンデーの表紙は『名探偵コナン ゼロの日常[ティータイム]』より安室さんです。アムラー(安室ファンを勝手にそう呼んでいる)の皆さんは是非お近くのコンビニ等でお買い求め下さい。応募者全員サービスもあるってよ!!

溢れ来る異物感〜宝石の国6巻の面白さ

昨夜から漫画『宝石の国』を読み返していたんですが、やっぱ連載ものというのはどこかでターニングポイントというものが存在していることに気づかされるんだなと。 重要な事実が明かされるとか、または〇〇巻で流れが変わってしまう!とか。宝石の国だと活動…

九井諒子を語らば〜⑴意外とカルトな漫画神〜

私が20幾年の人生の中で「読んで衝撃を受けた書籍」は漫画を含めて三冊である。この数が一般的に多いか少ないかは微妙なところだけど、とりあえずぱっと思い浮かぶのは三冊(そしてその全部がSF・ファンタジーのジャンル)。 ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』…

仮面ライダージオウ~祝え、新たなる特撮シーンの誕生を!~

出典:仮面ライダージオウ | 東映[テレビ] \ カメーーンライダーーーー、ジオウ! /\ 祝え、新たな王の誕生を!! / 2018年。平成仮面ライダーも、もはや20作品に到達。ギリ20代前半である自分が幼稚園くらいの頃から放送が開始され、様々な切り口で商売ス…

樹木希林という豊かな顔~海よりもまだ深く

どうも。アベニティです。昨日あたりからめちゃくちゃ寒いですね。 映画『モリのいる場所』での樹木希林出典:https://wezz-y.com/archives/58825 平成最後の年、哀しい訃報が相次ぎました。大杉連、さくらももこ、、そして樹木希林。 今年の樹木樹林は『万…

hなhとA子の呪い~哀と欲望の稀有なラブコメ~

出典:https://natalie.mu/comic/news/181535 独特なデザイン、そして珍妙で詩的な台詞回し。漫画『hなhとA子の呪い』はちょっと難解で稀有なラブコメディである。書店で何やらビビッドな表紙を見つけ、帯の惹句に惹かれて読めばこれが面白かった。1巻を読…

ラ・ラ・ランド おい!CMより面白いぞ!!系の名作

ciatr.jpおはようございます。アベニティです。『セッション』『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルの新作がまたもや話題になっていて凄いですね。聞くところによると、戦争映画における『プライベート・ライアン』ばりの傑作!!という評も上がってい…

内藤泰弘『血界戦線』 無二のアツさとその構造

血界戦線 魔封街結社 (ジャンプコミックス)作者: 内藤泰弘出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/04メディア: コミック購入: 9人 クリック: 712回この商品を含むブログ (89件) を見る ■ 内藤康弘 良いところの境界を渡る猛者 こんにちは。アベニティです。…

BEASTARS 私たちの物語

出典:BEASTARS – 文化庁メディア芸術祭 漫画家・板垣 巴留の活躍が目覚ましい。2018年 第42回講談社漫画賞少年部門、第22回手塚治虫文化賞新生賞、第11回マンガ大賞、大賞。他にも受賞多数で、若手としては異例の快進撃で爆走していると言って差し支えない…

アニメ 宝石の国~楽しい耽美と倦怠の結晶~

出典:https://www.lisani.jp/0000069103/ 先日友人の男と酒を飲む機会があり、飲み屋からそのまま彼の家へ向かったのだがトイレに花沢健吾の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と『ピューと吹く!ジャガー』が並んでいて、なんか猛烈に感動してしまった。そんなチ…

DEVILMAN crybaby~湯浅エモーショナリズムの極致~

出典://twitter.com/devilmancrybaby/status/965896993741488130 先日、私の家に滞在した大学の後輩と話をした。主たる内容は邦画と、昨今のアニメ全般についての事。2人とも若干趣味の方向は違えどいわゆる筋金入りのオタクであり、夜遅くまで滔々とその手…

ヒロアカ劇場版〜紡がれる作品の本質〜

みなさんこんばんは。アベニティです。 まず公言すべきは、私は生粋の漫画好きであるということ。ノージャンルでほぼ何でも好きだが、とりわけ週刊少年ジャンプは中学生の頃から親しんできたジャンルであり、その中で今や看板漫画となった『僕のヒーローアカ…

はじめまして!メガメガ感想雑記始めました。

はじめまして。メガメガ✴︎感想雑記始めましたアベニティと申します。私はとにかく映画・漫画及び国内外のボンクラカルチャーが大好きで、どこかでそれらの感想やら考察を広げていけないもんかねえと日々考えておりました。そこで辿り着いたブログという文化…