ハイクオリティーでアツいおバカは好き!!!チキンラーメン ひよこちゃんCM

 

日清 チキンラーメン 具付き3食パック アクマのバタコ


おはようございます。アベニティです。

まぁ聞いてくれ…昨晩、これがTwitterのTLにリツイートで回ってきた時すごく笑ってしまったのだ。

 

 

なんというバカ…

なんという無駄に出来良いアニメーション。

 個人的には、幼い時に観ていたペプシマンとかを思い出す勢いでもある。

 

 

あれは   だれだ   だれだ   だれだ…

 

このクリーチャー(?)デザインを担当したのは株式会社GODTAILで代表を務める神尾智教さん。作画および意匠はそうだとしても、どこかで見た感もりもりの演出や構成を担当したのは誰なんだろう…と思ったら、動画自体も制作されていたようなんですよね。ニクいぞGODTAIL!!!(好きすぎて大爆笑)

 

 

GODTAIL代表、神尾智教さんのプロフィールはこちら。

大阪芸術大学映像学科卒業後、株式会社SNKに企画で入社。ゲーム業界で下積みの後、大手ゲーム会社や遊技機メーカーで企画やデザインのノウハウを独学で培う。オリジナル企画を立ち上げ、デザイン・演出・編集・広告・筐体デザインもするという特殊な立ち位置で多数の実績を重ねる。デザインだけでなく、ショートムービーやCMなども手掛ける。自分の画風を固定せず、多様なタッチの作品を生み出すことが得意分野。

出典:https://www.godtail.jp

 

各々、ポップカルチャーの自然な引用が面白い。例えば、今回の全編ノリを支配するのは見まがう事なきドラゴンボールだが、映画羊たちの沈黙の有名すぎる拘束シーン、中盤のバトル描写がもろにHUNTER×HUNTERだったりとか、刃牙にいたようなキャラクター(渋川さn…)もひょっこり顔を出す。本来のコマーシャルメッセージが損なわれない塩梅に置かれたオマージュ、極めてバランスが良い。

うまく言えませんが、カオスというより方向性がまとまった要素の数々が非常に目に嬉しいんですよね。楳図ホラー顔も見受けられましたが、存外ふざけ過ぎてないところもいい寸止め具合で、普通に“バタコ”が食べたくなる出来なのがCMとして優秀だ。

 

残像合戦が続く中での「でも今のは少し痛かったぞ」みたいな、こういうクスリと笑える感じも技あり!である。少年漫画愛&商売人気質なサービスがもたらす真面目なおバカ、こんなテイストがもっと流通していくと良いなぁ…という個人の雑感でした。

 

最後に、来月に大阪で催されるというGODTAILさん参加のイベントをご紹介。書道バトルってなんか凄いな。

 

 

(おしまい)