『吉原炎上』女の生き様!何においても人間の話

吉原炎上 [DVD]


友人のプッシュを受けて鑑賞。五社英雄の作品といえば極道の妻たちの有名すぎるテーマソングにちょっと聞き覚えがあったくらいで、ほぼほぼ初の五社作品でした。

鑑賞してなるほど、これはなかなかに見所の多い作品であったと思った。

続きを読む

レビュー『エンジェル、見えない恋人』 視える・視えない~の官能世界

f:id:kazuma0919:20181027160128j:plain

出典:

https://www.cinemacafe.net/article/2018/08/09/57849.html

 

エンジェル、見えない恋人』は兼ねてより観たかった一作だった。ファンタジーが元より好きだというのもあるけれど、一番はポスタービジュアルの美しさに惹かれてである。

鮮やかなブルーと赤の中にある少女の淡い色合いの服。幻想美とプラトニックを感じさせる色彩にちょっと惚れ込んで、公開される10月を心底待ち望んでいた。

人とそれ以外の存在、異種間との恋愛もので言うとやはりシザーハンズ(ティム・バートン監督、1990年)に『ぼくのエリ』(トーマス・アルフレッドソン監督、2008年)、去年のシェイプ・オブ・ウォーター(2017年、ギレルモ・デル・トロ監督)と言ったタイトルが連想されるが、本作にはそういった作品的な強度に比肩するようなものはない。しかし、ただただ優しくて、とりとめのない日常のイメージが連ねられていく一作という点での特色がある。

とりま、私は劇場で観れて良かったなあと思いました。元来好きなテーマだしね(『アマゾンの半魚人』を子どもの頃に観、「何で半魚人と美女の恋が実らないんだ!」とフラストレーションを溜めた〜というデルトロ監督にも大いに響く内容だったかも知れない)。

f:id:kazuma0919:20181028220244j:plain

出典:

https://www.cinemacafe.net/article/img/2018/10/14/58639/401288.html

続きを読む

刃牙…2018年版アニメで良過ぎた2クール目の4話・5話

 

刃牙の2018アニメに関しては、何より最初に特報で見た時のテンションの高揚が忘れられない。えっ、2018年の今最凶死刑囚編をやるの?!?!という意外性。原作で言うと『バキ』の1巻から19、20巻くらいを指すところだろうか。

この前のアニメ化が「地下闘技場編」だったので、そことの連続性も期待した。

 

バキ最強伝説SPECIAL DVD-BOX I グラップラー刃牙編

バキ最強伝説SPECIAL DVD-BOX I グラップラー刃牙編

 
続きを読む

ぼくのエリ 北欧産のジュブナイルホラー、独特の風味

おはようございます。アベニティです。

 

最近肌寒くなってきましたね。暑い時期のホラーは完全に風物詩というべきイベントで楽しいですが、冬にはちょっと冷涼な雰囲気を纏った一作を観るのもおススメです。個人的には『ぼくのエリ  200歳の少女』トーマス・アルフレッドソン監督、2008年)を推したい。以下、あらすじです。

続きを読む

ムーンライト 切なさ極まる同性愛と青い月光

ムーンライト(字幕版)

先日イコライザー2』で同作の主演の一人、アシュトン・サンダースを見つけて唐突にこの作品を思い出し、内容をフワッと連想して観たくなった。

Blu-rayを再生する。芳醇な画面、光の具合には良い酒を煽った時のようにぐらぐら酔わされた。

 

まず、当作のあらすじです。

続きを読む

ハイクオリティーでアツいおバカは好き!!!チキンラーメン ひよこちゃんCM

 

日清 チキンラーメン 具付き3食パック アクマのバタコ


おはようございます。アベニティです。

まぁ聞いてくれ…昨晩、これがTwitterのTLにリツイートで回ってきた時すごく笑ってしまったのだ。

 

続きを読む

ブレードランナー2049〜アンドロイドが見た木馬の夢、電脳の決断

最近、武蔵野美術大学の一施設・イメージライブラリーの企画で、とある映画が上映された。個人的に大好きな一作であり、大興奮したけど鑑賞は叶わなかった。

【Amazon.co.jp限定】ブレードランナー 2049 (オリジナルカード付) [Blu-ray]

 

ドゥニ・ヴイルヌーブ監督のブレードランナー2049』。公開された2017年で最大の、濃密でエモーショナルなSF活劇である。公開時には劇場で三回観た。

続きを読む